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【論文】総説 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)

2020年3月8日に投稿された国立国際医療研究センター 国際感染症センター 忽那賢志先生の論文です。

コロナウイルスに関する現状などの情報がまとめられてます。非常に参考になります。

ポイントを抜粋すると下記の通りです。

・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)はSARS-CoV-2による呼吸器感染症である。
・2020年3月7日現在、世界中で101,927人の感染者が報告されており、日本では462人の感染者が報告されている。
・現時点では不明な部分があるものの、接触感染および飛沫感染による伝播が主体と考えられている。
・発症から数日~1週間ほど上気道炎症状が続き、一部の患者では肺炎症状が悪化し重症化する。基礎疾患のある患者および高齢者は重症化のリスクファクターである。
・鼻咽頭スワブまたは喀痰のPCR検査でSARS-CoV-2を検出することで診断する。
・治療は対症療法が主体となる。現時点では有効な治療薬はないが、複数の薬剤の有効性が検討されている。
・感染対策は標準予防策に加え、接触予防策、飛沫予防策を遵守し、エアロゾル発生手技を行う際には空気予防策を行う。

なかなか読み応えのあるもので、参考になりました。(参考になったからと言ってなにもないけども。。。)呼吸器疾患よりも心血管疾患の方が致死率が高いのは興味深い。

 

イラストやがところどころ出てくるのが面白いし、時代だなと思う次第です。。。

 

感染症プラチナマニュアル 2020

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  • 作者:岡 秀昭
  • 発売日: 2020/02/04
  • メディア: 単行本