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八ッ場ダムの一仕事。

 

ダム建設は全国各地でいろいろな活動が行われていることは知っているけど、
今回のようなケースはなかなか無かったのではないかな?

ある意味、世論はダム建設賛成にシフトする方向性だと思う。
さらに、反対側のHPには、こんなことも書かれていた。

 

反対運動のHP

確かに、「利根川の洪水調節」は八ッ場ダムの主目的の一つですが、ダムの治水効果はそれほど大きなものではありません。

 八ッ場ダムの反対運動に長年取り組んできた嶋津さんによるコメントを紹介させていただきます。
 現時点では、公表されている洪水のデータは限られていますので、言えることは限られていますが、国交省関東地方整備局の水位観測所のある利根川流域の群馬県伊勢崎市八斗島(やったじま)地点と埼玉県久喜市栗橋地点のデータをもとに作成されたグラフも以下に掲載します。

「八斗島と栗橋の水位変化(以下の図参照)を見ると、今回の洪水で利根川の水位が計画高水位(注)に近づきましたが、利根川本川は堤防の余裕高が2メートルあって、計画堤防高にはまだ十分な余裕がありました。
 したがって、今回の台風では、八ッ場ダムの洪水貯留がなく、水位が多少上がったとしても、利根川が氾濫することは考えられませんでした。

 また、国交省による八ッ場ダムの治水効果の計算結果(以下の図参照)で明らかなように、八ッ場ダムの治水効果は下流に行くほど減衰していきますので、今回の八ッ場ダムの洪水貯留がなくても、利根川中流下流の水位がそれほど上昇しなかったと考えられます。」

台風19号、利根川における八ッ場ダムの洪水調節効果 | 八ッ場(やんば)あしたの会

「言えることは限られていますが」と言いつつ、最後の結論の持っていき方、凄いね。
なんとしても否定したい気持ちが滲んでる。

そこまで情熱を注げるのはすごいと思うし、
参加者がご高齢な方々なのも一つ傾向として面白い。

 

Twitterの声(ポジティブ)

ちなみにTwitterのポジティブな声はこちら。

tr.twipple.jp

ダム用語はこちら

 

www.river.go.jp

 最後に

自然を守って人の命を危険にさらすか、
人の命を守って、自然を壊すか、

今回の一件が他のダム反対運動に及ぼす影響は、かなり大きいと思う。
自然保護は非常に重要だが、一方で国民や国の機能を守るためには、
一定の犠牲は必要な気がする。
だけど、自分の知っている土地がダムに沈むとなるとどう思うだろうね。

難しいね。
正直、日本の河川は、海外の河川を比較すると「滝」と言われるぐらい急だし、
治水はしっかりしておかないといけないとマズいと思う。
そこは一度、仕分けで廃止した民主党系列の議員(特に蓮舫氏)はしっかり過去を反省してほしい。

 

 

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